阿寺渓谷

■阿寺渓谷 (あてらけいこく)  Atera Valley

流れる宝石 エメラルドブルーの清流 日本遺産に認定
湧水の美顔水は信州の「名水・秘水」選定
NHKさわやか信州百景2013年9月22日放送ロケ地
宿から 阿寺渓谷 の入り口まで 車で2分! 歩いて10分

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木曽川にかかる阿寺橋を渡ると、エメラルドブルーの清流が美しい阿寺川の入り口がある。そこより渓谷の中を歩いていくと、右に左に険しい岩山がそびえ、屏風のような絶壁がゆく手に立ち頭上にせまる。その岩かげを蛇のように曲がりくねった一筋の林道を更に深く進めば、いたるところに五木の(国有林)が生い茂り、そのもとに尽きることなき真清水が湧いている。この真清水は地肌を伝って、やがて相寄り、渓流となって滝に落ち渕に淀みつつダムに注ぐ。白き巨岩に砕け、寄石をうがち、何時の世も濁ることなく、音高く、清らかに、ほと走りゆくこの早瀬を阿寺川といい、全長約15キロあるこの川の流域を阿寺渓谷という。春はコブシ・ツツジ・新緑・山菜、夏は青葉・白雲、そして秋は虫の声・ススキ・紅葉、冬は積雪があたり一面を水墨画のように見せる。これらの景色とあふれる自然の美しさや情緒は心のふるさと木曽路を訪ね来る人びとに限りなき喜びと懐かしさを与えてくれるにちがいない。この隠れたる秘境を心ゆくまで観賞ください。皆さまの心のふるさとの一頁となることを願う。

島木赤彦の歌より
明治40年6月、伊藤佐千夫とともに木曽路を訪れ、一夜を阿寺温泉に過ごす。
そのときに、赤彦が詠みし歌5首。
・京の山長良夏川すずしけど木曽の林に思入りたり
・山深くわけ入るままに谷川の水きはまりて家一ツあり
・湯の宿を夕おとなへば裏山を人下り来る湯守りなるらし
・夕川の水のにぎちの石に立つ真裸人に月出でにけり
・ひろらなる囲炉裏かこみて山人とものかたりおれば窓に月出づ

阿寺渓谷には、その水で顔を洗うときれいになると言い伝えられる「美顔水(びがんすい)」があります。
美顔水は、信州の名水・秘水に認定されています。